恋人との過ごす時間が長くなってくると、同棲を検討するカップルは珍しくありません。同棲は多くの場合、結婚を意識し始めたカップルが踏むステップの一つです。しかし、十分な準備を行わずに同棲生活を始めると、「こんなはずじゃなかったのに…」と同棲前の想像とのギャップに苦しみ、2人の関係性まで悪化してしまいます。この記事では、初期費用から、予算管理のコツ、両親へのあいさつの方法まで同棲前にすべきことを全て解説します。
待ちきれないから今すぐ一緒に住もうよ!!!!
十分に準備しないと関係の悪化に繋がってしまうよ
\同棲開始におすすめのタイミングはこちら!/
初期費用の準備
同棲生活を始めるための初期費用はいくらでしょうか。この章では、初期費用の相場や、準備期間の目安などを解説します。
初期費用の相場
同棲生活の初期費用は、一般的に最低でも家賃の6~8倍の料金がかかると言われています。例えば、家賃10万円の場合であれば、60~80万円が初期費用に必要になるということです。しかしこれは、一般的に言われている同棲生活の初期費用の目安であり、快適な生活を望む場合はもっと多くのお金がかかることになります。
初期費用を抑えるには、初期費用でなにを支払うのか細かく見ていく必要があります。以下が、一般的に初期費用にかかってくる項目になっています。
賃貸物件にかかる初期費用
同棲生活の初期費用の多くを賃貸物件にかかる費用が占めています。賃貸物件を契約する際に、不動産屋と交渉することで10万円以上も安く済ませることができます。賃貸物件に安く住む方法は、別の記事で取り上げますので、ぜひご覧ください。
賃貸住宅にかかる初期費用の相場
項目 | 相場 |
---|---|
敷金 | 家賃1か月分 |
礼金 | 家賃1か月分 |
前家賃 | 家賃1か月分 |
仲介手数料 | 家賃1か月分 |
家賃保証料 | 家賃0.5か月~1か月分 |
鍵交換費用 | 1万~2万円 |
火災保険料 | 2万円 |
合計 | 家賃5か月+3万円 |
一般的に、賃貸物件への引っ越しには上記の料金がかかるとされていますが、はっきり言って払いすぎです。わたしたちは、同棲生活の幸せと節約の黄金比について発信していますが、賃貸物件の初期費用は幸福度を下げることなく抑えることができます。賃貸住宅の初期費用を抑える方法については、別の記事でまとめますので是非ご覧ください。わたしたちは、この方法で10万円以上抑えることができました。
家具・家電などの生活必需品にかかる初期費用
次に、家具・家電など生活必需品にかかる初期費用の相場をまとめます。しかし、家具・家電はカップルによって必要なものが異なります。この章で紹介するものは、一般的に新生活を始めるときに購入するとされているものに限ります。実際に購入するものは、2人で話し合って決めましょう。同棲前に何を購入するかを話し合う方法をまとめた記事もあります。
\初期費用の支出優先度の設定方法はこちら!/
家具・家電など生活必需品の相場
項目 | 相場 |
---|---|
冷蔵庫 (300L~) | 7~15万円 |
洗濯機 (7L~) | 5~15万円 |
掃除機 | 1~5万円 |
電子レンジ | 1~3万円 |
炊飯器 | 6000~2万円 |
寝具 (ダブル) | 3~10万円 |
テレビ (32インチ~) | 3~10万円 |
ダイニングセット | 1~5万円 |
カーテン | 3000~1万円 |
合計 | 22~66万円 |
カップルによってお金をかけたい項目が全く異なるので、上の表は目安にすらならないかもしれません。この表は、僕が実際に家具・家電を見てきて、同棲生活を十分始められるラインのものをピックアップして金額をまとめたものです。この他にも、ガスコンロやエアコンがない物件もありますし、食器や消耗品などを一から揃えると馬鹿にできない金額になりますので家具・家電に20万円前後しか用意できない場合は、同棲生活を始めることができないかもしれません。
賃貸物件にかかる初期費用と、家具・家電など生活必需品をまとめると、家賃が8万円の場合、合計で70万円ほどかかることが分かりました。一般的に、上記に加えて引っ越し費用もかかります。同棲生活を始めるには、2人で80~130万円ほどかかることになります。
初期費用の予算設定
同棲生活の初期費用の相場について紹介しましたが、実際にかかる費用はカップルによって全く異なります。この章では、同棲生活の初期費用の予算決めにおいて重要なポイントを解説します。
お互いの収入と支出の把握
予算を決めようにも現実的な金額にする必要があります。例えば、いい暮らしがしたくて家賃の予算を30万円に設定しても、2人の収入に見合っていないと予算設定の意味がありません。2人の身の丈に合った予算設定をするには、2人の収入を大まかにでも把握する必要があります。
同棲開始までの期間中に、月にいくらまで貯金することができるかを正直に伝えましょう。
必ずしも詳しく伝える必要はないよ。
「1年後までに50万円貯めることはできる?」というような確認でもOK!
初期費用の支出優先度の設定
具体的な予算設定の前に、各々どの項目に予算を多く割きたいか確認しておきましょう。例えば、1日の食事のほとんどを自炊で賄う場合、冷蔵庫は400L近く必要になります。容量が大きくなる分、冷蔵庫の本体価格も高くなります。このように、自分たちのライフスタイルに合わせて、予算を振り分けましょう。
また、カップルによっては同棲開始時になくてもいいものもあります。例えば、一般的に初期費用の項目にテレビが含まれていることが多いですが、わたしたちはテレビの優先度は下げ、ほかの必需品をそろえた後に余裕があれば買うことに決めました。
このように、支出優先度を決めることで初期費用をできるだけ下げることができます。
具体的な金額を設定
ここでは、具体的な金額の設定方法を紹介します。初期費用の具体的な金額設定には、2つのツールを使いました。Excelとサクラチェッカーです。
Excelでは、各項目ごとに金額を打つことで簡単な関数で合計金額を出すことができます。わたしたちは、初期費用に「必需品」「第一優先度」「第二優先度」の3段階を設定しました。Excelで整理することで、必需品のみの合計額、第一優先度を含めた合計額、第二優先度まで含めた合計額を簡単に見れるため便利です。
また、実際に購入した際に金額を打ちこみ、予実差異を出すことで予算を都度調整することも可能です。
サクラチェッカーとは、Amazonに出品されている商品の信頼度を独自の方法で算出してくれるサイトです。予算設定の際に、サクラレビューばかりの粗悪品を除外した商品の最安値を調べたいときに使います。しかし、サクラレビューが100%わかるわけではないので注意が必要です。
初期費用の分担方法
これまでの章で同棲生活の初期費用の予算を設定することができました。では、どのように費用の負担を分担すればよいのでしょうか?この章では、おすすめの方法を紹介します。初期費用の分担方法には、3つのパターンがあります。
半々で完全折半
2人で用意する額が、80万円なら40万円ずつ。120万円なら60万円ずつ用意する方法です。2人の収入が同じくらいで、新しい家に引っ越す場合は、この方法がおすすめです。
収入に応じて負担割合を変える
2人の手取り額に応じて負担割合を変える方法です。片方が学生だったり、収入に大きな差がある場合におすすめの方法です。収入を基準に考えると負担が公平になります。
特定の項目に応じて分担する
初期費用の項目によって負担する人を決める方法です。例えば、家賃を一方が、家具購入をもう一方が担当する方法です。どちらかが一人暮らしをしている家に2人で住む場合におすすめです。
初期費用に向けた貯金プラン
同棲生活の初期費用には、多額の費用が必要なことが分かりました。では、多額の費用を貯金するにはどのようにすればよいのでしょうか。様々な貯金プランを紹介します。
なにを平等だと感じるかはその人次第!
十分な貯金ができてから同棲をしよう
まず大前提として、十分な初期資金が貯まっていないときは、同棲するのはおすすめしません。十分な初期費用が準備できずに、狭いワンルームに一人用の家具と家電で同棲を開始しても、快適な生活を送ることは難しいです。最初は常に一緒に居られて楽しいと感じるかもしれませんが、徐々にストレスが溜まりケンカの頻度が増えることになります。
十分なスケジュールを組む
十分な貯金をするなら十分な期間が必要です。すぐに同棲する必要がない場合は、同棲開始までに十分な期間を設けましょう。急いでしまうと、今の生活が困窮してしまったり財政的なプレッシャーや不安を感じたりして、こころとからだの健康を失ってしまうリスクがあります。
僕たちは同棲開始のおよそ1年前に各々の目標貯金額を決めました!
先取貯蓄がおすすめ
初期費用の貯金には、先取貯蓄がおすすめです。同棲開始から逆算することで月々にどれだけ貯金をすればよいか簡単にわかります。例えば、1年後に1人50万円、合わせて100万円を初期費用の予算とした場合、50÷12で月におよそ4万2000円ほど貯金すれば50万円貯まることが分かります。給料日に決まった金額を先どって貯蓄することで、浪費してしまうことを避けることができます。
また、予算と期間から月々の貯金額を算出することで、無理な予算・期間ではないかという確認をすることができます。パートナーに正直に申告し、予算をもう少し抑えるか期間を延ばすかなど、柔軟に対応することができます。
浪費する暇すら与えない!
お部屋探し
同棲生活を始めるにあたり、快適な住居を見つけることは重要なステップです。お部屋探しは慎重かつ計画的に行うことで、理想的な共同生活のスタートダッシュを切ることができます。
家賃の目安
まずは、月々の家賃にどれだけの予算を割り当てるかを明確にしましょう。収入と支出のバランスを考え、負担の軽い範囲で物件を検討することが重要です。
節約したいなら手取りの20%を目安に
一般的に、家賃は2人の手取り月収の合計額の30%が目安とされていますが、当サイトでは幸せと節約の黄金比を紹介するサイトですので当サイトでは、家賃の目安を2人の手取り月収の合計額の20%を目標に物件選びをすることをおすすめしています。
希望するエリアとアクセス
住むエリアや通勤時間は生活の便利さに大きく影響します。希望するエリアやアクセス環境を考慮し、仕事や趣味に合わせた便利な立地を選びましょう。
生活スタイルの合致
希望するエリアは、2人の生活スタイルに合致していることが重要です。静かな住宅地、にぎやかな商業施設、文化的なエリアなど、どのような環境がお互いに合致するかを考慮しましょう。
スーパーマーケット、医療機関、公園、レストランなど、日常生活に必要な施設が近くにあるかどうかを確認しましょう。これらの施設の利便性は、生活の質を向上させます。
また、電車の線路や踏切の近くだと、赤い光や電車の音、揺れなどが非常に気になります。昼間は良くても夜間のリラックスしているときは、気になってしまうこともあるのでパートナーともよく話し合いましょう。
住居エリアの治安の確認
住居エリアの治安も確認しましょう。犯罪率の低いエリアを選ぶことで、安心して生活できます。地元の住民やオンラインのレビューを見るのがおすすめです。
エリア周辺のごみ捨て場を見るのがおすすめ!
通勤・通学の利便性
仕事や学校への通勤や通学がスムーズなエリアを選ぶことで、毎日のストレスを軽減できます。公共交通機関のアクセスや駐車場の有無を確認し、交通手段の選択肢を検討しましょう。
わたしたちは、車社会の田舎に住んでいるので、通勤時の車の混雑具合を重要視しています。信号の多さや通勤ルートの赤信号の長さなど、オンラインマップではわからないこともあります。
遠くても車で30分以内かな
車の運転はとても体力を使うし居眠り運転の危険もあるよ
将来の拡張性
将来の拡張性を見極めるためには、エリアの都市計画や交通インフラ整備の予定を確認してみましょう。新しい公共交通機関の開通や道路の整備が計画されている場合、そのエリアは将来的にアクセスが向上する可能性があります。
また、新しく開発が進んでいる地域は、将来的に様々な施設やサービスが増える可能性があります。新規開発地域は、将来の利便性向上につながることがあります。
物件の間取りや設備
2人の理想の物件の条件を話し合いましょう。部屋の広さや、バス・トイレなどの設備条件は、生活の幸福度に直接関係してきます。
間取りを決める
まずは、希望の間取りを決めましょう。予算の関係もありますが、狭すぎたり、1部屋しかない物件はおすすめできません。いくら仲が良くても、常に同じ空間で近くにいると疲れてしまいます。また、自分は気が抜けても、相手は気が抜けずに苦しんでいる可能性があるのでよく考えましょう。
わたしがおすすめする間取りは、1LDK以上です。1LDK以上だと、別々の部屋で各々快適に過ごすことができます。予算に余裕がある場合、2DK以上にすることで、各々の部屋を設けることができ、さらに同棲生活をストレスなく過ごすことができるでしょう。
注目すべき設備
物件の構成は、間取りだけでは決まりません。物件によって、設備状況が異なり、なかには生活の幸福度に深く関係する項目もあります。2人で話し合って、こだわりたい設備項目を確認しましょう。個人的に、重要であると思う項目をまとめます。
-
お風呂とトイレは別々の空間に合ったほうが都合がよいです。入浴中にトイレの臭いに悩まされたり、トイレの床がお風呂のせいで濡れてしまうことは、日々の生活のストレスに大きく影響を与えます。
-
浴室やトイレとは別に洗面台が設置されている物件です。これがない物件は、浴室やトイレの中に洗面所があり、不便です。
-
室内に洗濯機置き場があったほうが良いです。玄関の外に洗濯機置き場があると、セキュリティやプライバシー面での不安に加え、給水ホースが凍りやすい、面倒くさいなどの理由があります。
- 駐車場・駐輪場
-
駐車場や、駐輪場の空き情報・料金を確認しておきましょう。離れた場所に駐車場や駐輪場がある場合、外出の際に不便です。
-
最近は、宅配ボックスがある物件が増えています。不在の際も配達を受け取り損ねる心配がなくなり、わたしたちだけではなく配達員の方にも嬉しい設備です。
-
お風呂のお湯が冷めてしまった場合、もう一度温めなおすことのできる機能です。2人暮らしの場合、入浴時間に差がある場合があったり、冬はお湯がすぐに冷めてしまったりする場合があるので大変便利です。
-
備え付けのコンロがある場合、個数を見ておきましょう。2つ口以上じゃないと、料理の効率が極端に落ちます。お味噌汁をつくりながら、メイン料理の調理を行うことができるので必須項目です。
-
セキュリティ的にあればうれしい項目です。ただし、オートロック付きの物件は、家賃が高い傾向にあるので、外付けのスマートロックを取り付けるのがおすすめです。スマートフォンや、独自のカードキー、指紋で解錠することができます。オートロック機能の導入により、セキュリティを向上させつつ利便性も向上させることができます。
-
プロパンガスは、一般的に都市ガスよりも月々の料金が高くなってしまいます。プロパンガスは、業者によって料金に差がありますが、都市ガスの1.7倍以上の料金になります。
以上すべての条件を満たそうとすると物件が限られてきますが、2人で話し合って優先したい項目を決めることで、自分たちにぴったりの物件を見つけることができます。
物件の内覧
物件が決まれば、仲介業者に連絡を取り内覧に行きましょう。内覧の際の注意事項や確認すべきことをまとめます。
住み始めの約1か月前から
仲介業者とのやり取りは、入居予定の約2か月前から始めましょう。早すぎると相手にされなかったり、前家賃の料金によって費用が多くかかってしまいます。
カタログスペックとの比較
カタログスペックとは、インターネットや不動産屋に公開されている物件の情報のことです。当ブログを参考にして、せっかく2人にぴったりな物件を見つけても、実際の物件を見るとイメージと違うことがあります。内覧の際は、実際に感じる部屋の広さや利便性に注目して行いましょう。
また、カタログスペックには書ききれていない情報もあります。洗濯機置き場の大きさや、コンロを置く場所の大きさを測っておきましょう。
書類へのサインや手付金の支払いはNG
内覧に行った日は、書類のサインや手付金の支払いは行わないようにしましょう。ここでサインをしたり、お金を支払ったりしてしまうと、他の仲介業者に見積もりを取って契約したい際に、枷になってしまうときがあります。悪徳な仲介業者は、あらゆる言葉を使って契約させようとしてきますが、適当な理由をつくって書類などは一度持ち帰りましょう。
家族に確認を取りたくて…
そんな感じでOK!
気に入った物件を交渉・契約する
内覧をして物件を決めたら、契約する仲介業者を決めましょう。内覧の申し込みをする業者はどこでも構いませんが、契約を結ぶ業者決めは重要です。仲介業者によって、賃貸物件の入居の初期費用は大きく変わってきます。
- 相見積もりを取る
- 交渉はメールに残す
- 閑散期に入居する
- 不要な請求項目は拒否する
- 入居の意思は明確にする
家具と生活必需品
家を決めたら家具や家電などの生活に必要なものを購入しましょう。「初期費用の準備」の章でも書いた通り、カップルによって、家具・家電の優先順位は異なります。同棲開始の時点ですべて揃える必要はないので、自分たちのペースで揃えましょう。
予算の設定
当記事でもすでにまとめた通り、家具・家電の予算を定めましょう。前述したため詳細は省略しますが、サイドバーやメニューの目次から戻って確認しましょう。以下をクリックしてもジャンプできます。
当記事でもすでにまとめた通り、家具・家電の予算を定めましょう。前述したため詳細は省略しますが、サイドバーやメニューの目次やこちらから戻って確認しましょう。
- お互いの収入と支出の把握
- 初期費用の支出優先度の設定
- 具体的な金額を指定
同棲生活におすすめの家具・家電
同棲生活を快適に送るためには、最適な家具・家電のスペックがあります。かといって、オーバースペックだと予算オーバーしてしまうためそれぞれの家具・家電の最低限欲しいスペックをまとめます。参考にしてください。
-
2人暮らしで自炊を行うのであれば、それなりの容量が必要です。最低でも400Lくらいを目安に探しましょう。また、冷凍庫機能は必須です。
-
容量が小さすぎると一日に何度も洗濯しなければなりません。2人暮らしの場合7kg以上の容量を目安にしましょう。また、省エネ性能によっては少し値が張るものを選んだほうが節約になります。
-
寝室を共にする場合、大きさは最低でもダブル以上にしましょう。クイーンサイズ以上で2人快適に眠ることができます。
- 電子レンジ
-
オーブン機能付きのレンジにすることで自炊の幅が広がります。お菓子作りが趣味の場合は、オーブン機能は必須です。
-
ロボット掃除機の導入をおすすめします。家事の時間を大幅に削減することができ、日ごろから床をきれいに保つことができます。
-
節約生活を送るのであれば必須のアイテムです。エアコンの約10分の1の電気代で過ごすことができます。
2人に合ったスペックのものを揃えよう!
お得な買い物方法
同棲生活の初期費用には多額の費用がかかりますが、お得な買い方をするだけで大きく削減することができます。同じものを購入するならできるだけ賢く買い物しましょう。
- セール期間を狙う
- 形落ち品を狙う
- アウトレット商品を狙う
- 徹底的に価格比較を行う
共同生活のルール
予算を決め、入居する物件や家具・家電を購入すれば、同棲生活をスタートすることができます。しかし、それだけでは、快適な同棲生活をおくることはできず同棲生活は失敗に終わってしまいます。
お金のルール
人間関係をこじらせるのはいつだってお金に関するトラブルです。同棲生活を円滑に送るためにもお金に関するルールを決めることは必須といえます。
- 財産は共有しない
- 共通の出費は公平な分担をする
- 予算内で生活する
- 貯金スタイルは自由
この4つのお金のルールを軸に、様々なルールを決めてお金の価値観の違いからくる揉めごとを未然に防ぎましょう。
生活費は共同口座で管理し、家計簿をつけて毎月の生活費の見える化を心がけましょう。生活費の折半には、お互いに納得のいく方法であるかが肝心です。
家事などの分担ルール
共同生活に協力は不可欠です。間違ってもパートナーにすべて任せることはやめましょう。最初のほうは、相手のことが好きですべてやってあげても苦に感じないかもしれませんが、長くは続きません。将来を考えるのなら、お互いに同等の仕事を分担して行いましょう。
コミュニケーションが最も重要
共同生活を円滑に行うためには、コミュケーションを十分にとることが重要です。「言うより自分でやってしまったほうが早い」となるのは危険です。食卓の場でもいので、正直に話しましょう。
また、共同生活には「思いやり」も重要ですが、それを伝えるのはコミュニケーションです。パートナーがやってくれたことへの感謝はもちろん、自分がやったことも報告しましょう。わかりやすい家事であれば気づけますが、細かい掃除などは言わなければ気づかないケースがあります。
相手のやってくれたことを認識することで常に感謝の気持ちを持つことができ、思いやりの心も忘れることがありません。
お互いに感謝しあう毎日にしたいね!
家事の見える化
家事の分担といっても、やらなければいけない家事は無限にあり、境界がはっきりしていないことがほとんどです。”料理”を例にすると、食事を作ることだけが”料理”ではありません。献立を考え、買い出しに行き、食事を作り、余った分は保存し、片づけをする。これらすべて毎日の”料理”という家事に含まれます。
家事の見える化とは、目に見えない家事の存在をはっきりとさせることです。そうすることで、家事の仕事量を正確に認識し、分担することができます。引き続き”料理”で考えると、調理を片方がやり、片づけはもう片方がやる。そして、買い出しは2人で行く、といった分担ができるのです。
完璧を求めすぎない
仕事であれば完璧にこなさなければいけないと思うかもしれませんが、日々の家事を完璧にしようと思う必要はありません。毎日の家事は少しずつ手を抜いて、要所要所で本気で取り組んでカバーするのもOKです。
稀に、綺麗好きを自称して相手に完璧を求めるケースがありますが、そんなに綺麗好きなのであれば自分で掃除してください。
おすすめの時短家電
同棲開始時にそろえるのは、ハードルが高いかもしれませんが家事を時短するのに役立つ家電を3つ紹介します。予算を調整して購入することを視野に入れてみてください。
- ドラム式洗濯機
-
洗濯から乾燥までボタン一つで行ってくれる代物です。形落ち品であれば15万円ほどで購入できるものもあります。
- ロボット掃除機
-
勝手に家全体に掃除機をかけてくれます。一回動かすだけで埃がいっぱいになるくらいの清掃能力があります。吸い込みと水拭き両方行えるものもあります。スケジュールを設定すれば、ボタンを押す手間すら省けます。
- 食洗器
-
自動で皿洗いから乾燥まで行ってくれます。賃貸物件に置ける工事不要のものもあります。
心の余裕が段違いです
コミュニケーションのルール
コミュニケーションは、完全にルール化できるものではありません。わたしたちが決めているコミュニケーションのルールは、最低限の4つだけです。
- 挨拶は必ずする
- 予定は必ず共有する
- 予定は先約優先が原則
- 1人の時間も尊重する
同棲生活を成功させるためにコミュニケーションの基本について理解しておきましょう。いくら仲のいいカップルであれど、互いの感覚が完全にわかるわけではありません。
- コミュニケーションの要はホウレンソウ
- 言葉と行動で感謝を伝える
- 関わらないこともコミュニケーション
- 要望があれば必ず伝える
価値観の違いについて確認
価値観の違いについては、同棲前に話し合うことである程度は事前に理解し合うことができます。実は、恋人との破局理由の第1位は、価値観の違いです。同棲前に価値観の違いが大きくないか、少しだけでも話し合ってみましょう。
お金についての価値観
やはり、お金についての価値観が違うとトラブルになりやすいです。例えば、節約したい人間と浪費したい人間が、仲良く暮らすことは難しいです。必ずどこかでケンカすることになるでしょう。同棲前の話し合いで、お互いの譲れるところと譲れないところを理解して、同棲生活中のトラブルをなるべく避けるようにしましょう。
貯金スタイルと目標
月々の貯金額や、貯金の目的を確認しましょう。貯金スタイルを合わせることで、共同で負担する生活費の節約を協力しあうことができます。
貯金のスタイルは自由ですが、生活防衛資金の確保をしておくことをおすすめします。
支出と予算
月々の支出の内訳についての考え方です。例えば、ごはんやお菓子を食べることが好きな人は、食費の比重を重くしたいと考えます。この価値観が違うと、毎日少しずつ不満が溜まっていきます。
節約と無駄遣いに対する考え方
お互いの節約意識と、無駄遣いのボーダーラインを確認しておきましょう。無駄遣いの感覚は特に大切です。これが違うと、度々衝突してしまい、ストレスマシマシの同棲生活になってしまいます。
わたしたちは、労力に見合わない節約はしないという意見で一致しています。電気をこまめに消すことは、それほど効果のある節約行動ではありません。反対に、労働コストパフォーマンスのよい節約は積極的にしています。
\簡単で効果の大きい節約方法はこちら!/
投資への関心
投資に関する価値観やリスク許容度を確認しましょう。知識が無い人にとっては、投資はハイリスクでギャンブル性が高いもののように思えるものです。お互いの投資への理解度を確認し、誤解を解くように簡単にどういうものか教えましょう。投資は、積立NISAやiDeCoなど、ハイリスクではないものもあります。
家庭と生活スタイルの価値観
家庭や生活スタイルの価値観は、育ってきた環境によって全く違ってきます。自分が当たり前だと思っていたことでも、パートナーにとってはそうでないこともあります。日々のストレスの種になりうるので、少しでも話し合ってみましょう。
家事分担と家庭の役割
共働きカップルの場合。家事の分担は必須です。お互いの得意・不得意を確認し、上手に分担しましょう。
忘れてはいけないのは、日々の感謝を言葉や形にすることです。
家庭内のルールや習慣
小さなことですが、トイレのスタイルや洗い物のタイミングは、ストレスの種になりやすいです。
共同での食事と栄養管理
ごはんの食べる量や、頻度を確認しておきましょう。よく議題に上がるのは、朝ご飯は「パン派」「ごはん派」「食べない派」ですね。朝の食事は、その日のパフォーマンスに大きく影響してきますが、押しつけは厳禁です。
趣味と個人の時間
各々の趣味や個人の時間に対する考え方を確認しておきましょう。同棲生活の中でも、個人の時間は大切です。一日、一週間のうち少しでもひとりの時間をつくるようにしましょう。
家の間取りを決めるのにも考慮すべき内容です。
キャリアと仕事に関する価値観
キャリアや仕事に関する価値観は、将来設計に大きく影響します。結婚や、子供について考えるきっかけにもなります。
収入と生活水準
収入の目安とそれに伴う生活水準について確認しましょう。わたしたちは、生活防衛資金の維持だけ決めていますが、収入の目安は特に決めていません。
会社がつらい場所であれば、居続ける必要はないと、意見が一致しました。
仕事とプライベートのバランス
どれくらいの時間やエネルギーを仕事に割くかについて確認しましょう。同棲している場合は、仕事とプライベートは分けるのが無難です。急な出勤や、仕事の持ち帰りが多い職場の場合、転職も視野に入れましょう。
職種とキャリアゴール
キャリアに対する目標や希望を確認しましょう。多くの場合、同棲は結婚の準備であるため、お互いのキャリアに対する目標は、将来設計に大きくかわってきます。
転職や転勤への柔軟性
転職や転勤によって、住居が変わる可能性があります。お互いの職場の状況を確認しておきましょう。キャリアアップのために転職する場合は、パートナーと時間をかけて話し合う必要があると思います。
家族と友人との関係に関する価値観
家族や友人などの交流頻度などを話し合いましょう。同棲している2人の家に呼ぶには、パートナーへの配慮も欠かせません。
家族との時間と関与
家族との時間や関わる頻度を確認しておきましょう。親や兄弟姉妹との関係、親へのサポート、家族イベントの参加などについての価値観を共有しましょう。毎日のように2人の家に来られては、いくらパートナーの家族とは言え疲れてしまいます。相手への配慮は欠かさないようにしましょう。
交友関係と頻度
友人や職場の人たちと食事に行ったり、飲み会に参加したりする頻度など確認しておきましょう。2人で同じ家に住んでいるのに、頻繁に外出されると寂しい思いをしてしまいます。
やっぱり報連相が大切!
家族と友人への尊重
いくらパートナーを独り占めしたくても、友人や家族との時間も大切です。わたしたちは、先約優先の考え方で一致しています。報連相が大切です。
健康やライフスタイルの価値観
お互いの健康への意識やライフスタイルの価値観によって、食事の内容や就寝時間が変わってきます。就寝・起床時間のすれ違いは、気持ちのすれ違いも誘発します。
食生活と食事の選択
健康的な食生活と食事の選択について話し合います。自炊を主にするのか、外食の頻度はどうしたいのか確認しましょう。
節約と健康のために自炊をおすすめしています!
運動とフィットネス
健康を維持するためにどの程度の時間を運動やフィットネスに割くかを話し合います。ジムへの入会や、散歩など一緒にしたいのか、ひとりでしたいのか重要です。
ストレス管理
ストレス管理の方法について確認しましょう。リラックス方法や、ストレスを発散する方法を考えましょう。
睡眠習慣
人によって睡眠時間は違います。心身の健康を保つために、必要分の睡眠時間は確保しましょう。
休日に寝すぎるのももったいないし…
両親へのあいさつ
結婚前には、当然パートナーの両親への挨拶は行うべきです。では、同棲前はどうでしょうか。結論から言うと、同棲までも両親への挨拶はしておきましょう。この章では、同棲前に行うべき両親への挨拶の方法をまとめます。
挨拶の必要性
同棲前の挨拶は、相手の両親、自分の両親を安心させるために必要です。同棲前に両親への挨拶をすることは、真剣交際であることの証明でもあります。
また、引っ越しの際に援助してくれるかもしれません。引っ越しはなにかと人手が欲しいイベントです。家族の誰かが手伝ってくれる可能性もあるため、同棲の周知は行うべきです。
挨拶のタイミング
同棲開始の前に、できるだけ早い段階で両親に挨拶することが望ましいです。あまり知らない人間に、自分の子供を預けるのはどうしても不安です。長い時間をかけて、自分がどんな人間か理解してもらいましょう。
服装や持ち物
結婚前の会食とは違うため、服装は特に気張らなくても大丈夫です。全身ジャージやパジャマのような恰好はもちろんNGですが、最低限清潔な恰好であれば好印象を持たれます。
持ち物ですが、少しの手土産くらいでいいでしょう。パートナーに家族の好みを聞いて、焼き菓子やケーキなどを持っていくとよいです。
当日の流れ
同棲の挨拶といっても、多くの場合相手方の家族と食事をするだけだと思います。かしこまる必要はありません。
- 訪問時に軽く丁寧に挨拶する
- 家の中に通されたら、着席前に手土産を渡す
- 言葉遣いに注意して質問に答える
- 同棲をする許しをもらう
仮に、同棲を反対されたら結婚を前提とした交際であることを再度伝え、理解を得ましょう。もし、相手が冷静でない場合は、日を改めることも視野に入れましょう。
まとめ
今回は、同棲前に行う準備のすべてをまとめました。初期費用の準備から、両親への挨拶まで解説してきました。各章の内容について詳しく知りたい方は、章の頭にある関連記事を覗いてみてください。
今回の記事のポイントをまとめます!
- 初期費用の準備
-
- 快適な同棲生活のための初期費用の相場は約100万円
- 支出優先度を設定し予算を組む
- お互いに納得のいく分担方法を決める
-
- 節約したいなら手取りの20%が家賃の目安
- 1LDK以上がおすすめ
- 物件の契約は慎重に
- 交渉はメールで残す
-
- 支出優先度を設定し予算を組む
- お得な買い物方法で賢くそろえる
-
- お金関係はトラブルになりやすい
- 共同生活の要はコミュニケーション
- 相手へのリスペクトを欠かさない
-
- お金の価値観の違いはトラブルの元
- 節約意識の差は把握しておく
- 個人の時間も必要
-
- 挨拶は早めに
- 清潔な服装でちょっとした手土産を持参
コメント